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誌上シンポジウム パーキンソン病と疼痛
—パーキンソン病と腰痛—どう治療するか
Parkinson's Disease and Pain. Low Back Pain in Patients with Parkinson's Disease: How to Treat?
吉井 文均
1
Fumihito YOSHII
1
1神奈川県済生会平塚医療福祉センター
1Hiratsuka Medical-Welfare Center, Kanagawa Prefecture Branch of Saiseikai
キーワード:
パーキンソン病
,
Parkinson's disease
,
腰痛
,
low back pain
,
治療
,
treatment
Keyword:
パーキンソン病
,
Parkinson's disease
,
腰痛
,
low back pain
,
治療
,
treatment
pp.845-850
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200903
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パーキンソン病では半数以上の患者で腰痛の訴えがある.Fordの疼痛分類に基づき,腰痛の原因を1.筋骨格性,2.神経根/神経障害性,3.ジストニア性,4.中枢性に分類した.治療方針を決めるうえでは,原因がどのタイプのものかを判断する必要がある.治療には薬物療法,手術療法,脊髄刺激療法,リハビリテーションなどがあるが,早期からの介入が望ましく,最初からL-dopaやその他の抗パーキンソン病薬で治療を試みることもある.腰痛を慢性化させないためには,腰部の変化のみならず,総合的な立場からのアプローチが重要になる.
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