誌上シンポジウム 脊椎診療ガイドライン—特徴と導入効果
最後に
菊地 臣一
1
Shin-ichi KIKUCHI
1
1福島県立医科大学
pp.719
発行日 2016年8月25日
Published Date 2016/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200601
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世間から脊椎診療ガイドラインが求められるようになった背景には,3つの要素がある.1つは,国民や第3者からの医療の普遍性,標準化の要求の高まりである.次に,評価可能な研究機関の増加である.これにより,診断の妥当性(精度),そして治療の有効性や安全性が正確に評価できるようになった.最後に,高齢社会の到来による脊椎の診療における医療費の高騰である.
EBM(evidence-based medicine)という学問の確立が,このような人々からの要求に応えることを可能にした.
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