Japanese
English
Lecture
整形外科医と漢方薬
Japanese Herbal Medicine for Orthopaedic Surgeon
岸田 友紀
1
Yuki KISHIDA
1
1大阪大学大学院医学系研究科漢方医学寄附講座
1Department of Kampo Medicine, Osaka University Graduate School of Medicine
キーワード:
漢方薬
,
Japanese herbal medicine
,
術後浮腫
,
postoperative edema
,
坐骨神経痛
,
sciatica
,
サルコペニア
,
sarcopenia
,
変形性膝関節症
,
knee osteoarthritis
Keyword:
漢方薬
,
Japanese herbal medicine
,
術後浮腫
,
postoperative edema
,
坐骨神経痛
,
sciatica
,
サルコペニア
,
sarcopenia
,
変形性膝関節症
,
knee osteoarthritis
pp.1099-1105
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200379
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はじめに
整形外科医の先生方は,漢方薬にどのようなイメージをお持ちだろうか.
「うさんくさい」「非科学的」「当たれば効くらしいが,どう処方すればいいかわからない」私が出会った整形外科医の多くはそう答える.
“そうはいっても漢方薬はどうも効くときは効くから,ちょっと勉強してみようか”と,教科書を読むと“腹力があって……”などの文言が並ぶ.しかも,添付文書を読むと,「重大な副作用は……」などと恐ろしげなことが書いてある.多くの整形外科医にとって,腹など未知の世界であるし,副作用が出てもどう対処してよいかわからないのが現実であろう.
漢方薬を勉強したいがどうしたらよいかわからない.でも手っ取り早く知りたい.本稿は,そんな整形外科医に捧げたい.
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