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English
誌上シンポジウム Life is Motion—整形外科医が知りたい筋肉の科学
100歳まで歩くために—スロートレーニングの理論と実践
Walking by Yourself until You are 100 : Theory and Practice of “Resistance Training with Slow Movement and Tonic Force Generation”
谷本 道哉
1
Michiya TANIMOTO
1
1近畿大学生物理工学部人間工学科
1Department of Biomechanical and Human Factors Engineering, Kinki University
キーワード:
サルコペニア
,
sarcopenia
,
レジスタンストレーニング
,
resistance training
,
筋肥大
,
muscle hypertrophy
,
筋発揮張力維持
,
tonic force generation
Keyword:
サルコペニア
,
sarcopenia
,
レジスタンストレーニング
,
resistance training
,
筋肥大
,
muscle hypertrophy
,
筋発揮張力維持
,
tonic force generation
pp.867-870
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200322
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加齢とともに進行する筋萎縮症(サルコペニア:加齢性筋萎縮症)の予防に最も効果的な方法は,筋肉に抵抗をかけるレジスタンストレーニング(RT)である.通常のRTでは高齢者であっても最大筋力の80%程度の大きな負荷強度を用いなければ明らかな筋肥大は生じない.しかしながら高負荷RTには整形外科的傷害や心臓血管系イベントのリスクが少なからずある.本稿では筋発揮張力を維持しながら動作を行うことで,比較的軽負荷を用いて大きな筋肥大効果の得られる筋発揮張力維持スロー法(スロートレーニング)について解説する.
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