Japanese
English
症例報告
小児内閉鎖筋膿瘍の1例
Primary Obturator Internus Muscle Abscess of a Child : Case Report
岩永 康秀
1
,
山本 愛一郎
1
Yasuhide IWANAGA
1
,
Aiichiro YAMAMOTO
1
1おおたかの森病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Otakanomori Hospital
キーワード:
内閉鎖筋
,
obturator internus muscle
,
膿瘍
,
abscess
,
小児
,
child
Keyword:
内閉鎖筋
,
obturator internus muscle
,
膿瘍
,
abscess
,
小児
,
child
pp.705-707
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200280
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症例は11歳男児であった.2日前から出現した発熱と右股関節痛を主訴に当院を受診した.単純性股関節炎,化膿性股関節炎を鑑別診断として精査を行ったところ右内閉鎖筋膿瘍と診断された.内閉鎖筋膿瘍は稀な疾患である.診断にはCT,MRIなどの画像診断が有用であるが,特徴的な身体所見として直腸壁の圧痛がみられることがある.本例でも,直腸診の所見が診断に有用であった.
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