連載 「勘違い」から始める臨床研究—研究の旅で遭難しないために・5
リスク=危険性??—存在,発生,効果の指標
福原 俊一
1,2
,
福間 真悟
3
1京都大学医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学
2福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター
3京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター(iACT)
pp.45-50
発行日 2015年1月25日
Published Date 2015/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200095
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「リスク」という言葉は,安易に使われることが少なくありません.これにはリスクが一般用語として使われることが多い点も影響しています.バイアスという概念や用語が安易に使われているのと同じ現象です.今回は,臨床研究で,アウトカムの指標としてよく使われる「存在,発生,効果の指標」について解説します(詳しくは,拙著「臨床研究の道標」の第4章をご参照ください).
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