Japanese
English
誌上シンポジウム 骨粗鬆症に対する治療戦略
原発性骨粗鬆症の新たな診断基準―予防と治療ガイドライン
Diagnostic Criteria of Primary Osteoporosis
細井 孝之
1
Takayuki HOSOI
1
1医療法人財団健康院健康院クリニック
1Kenkoin Clinic
キーワード:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
診断基準
,
diagnostic criteria
,
薬物治療開始基準
,
criteria for pharmacological intervention
,
骨折リスク
,
fracture risk
Keyword:
骨粗鬆症
,
osteoporosis
,
診断基準
,
diagnostic criteria
,
薬物治療開始基準
,
criteria for pharmacological intervention
,
骨折リスク
,
fracture risk
pp.763-767
発行日 2014年9月25日
Published Date 2014/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408103146
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骨折を起こしていない状態での骨強度の臨床的指標として骨密度の値が最も有用であることを反映し,骨粗鬆症の診断は骨密度の評価と鑑別診断・除外診断に基づいている.一方,骨粗鬆症による骨折,特に椎体骨折や大腿骨近位部骨折をすでに起こした患者における再骨折リスクは,骨密度で補正しても臨床的に有意なものである.このため,これらの骨折既往を持つ患者は鑑別診断・除外診断のうえで原発性骨粗鬆症と診断することになった.他の骨粗鬆症性骨折を既往として持つ場合には,骨密度の測定結果を合わせて診断する.
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