誌上シンポジウム 転移性骨腫瘍―治療の進歩
緒言
荒木 信人
1
1大阪府立成人病センター整形外科
pp.648
発行日 2013年7月25日
Published Date 2013/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102753
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
高齢化の進行,がん患者数の増加,分子標的治療薬や抗癌剤の進歩に伴う予後改善などにより,治療を必要とする骨転移患者数は増加の一途をたどっている.整形外科医は骨の専門家として骨転移治療に参画する責務があるが,実際の臨床現場ではその対応に苦慮することが多い.本特集では,日常的に骨転移患者を第一線で診療している著名な専門家の諸先生方に,最新の治療成績や方針決定の指針を解説していただいた.
片桐浩久先生には予後予測表の改訂版を執筆いただいた.新予後予測表は血液データや分子標的治療薬も考慮され,非常に有用である.是非日常診療への利用を行っていただきたい.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.