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あとがき
高岸 憲二
pp.644
発行日 2013年6月25日
Published Date 2013/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102748
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本年4月10~12日に名古屋市でInternational Congress of Surgery and Elbow Surgery(ICSES)2013(第12回国際肩肘関節外科学会:東北大学の井樋栄二教授と私がco-presidents,昭和大学の筒井廣明教授がgeneral secretary)およびInternational Congress of Shoulder and Elbow Therapist(ICSET)2013が行われ,1,150名(海外から700名弱)を超える世界中の整形外科医や理学療法士の先生方に参加いただき,2,3感じるところがありました.
まず第一は,リバース人工肩関節に関する演題の多さです.この人工関節は腱板機能の障害を伴う関節が大きく破壊された症例に対して使用できる人工肩関節として開発され,近年では欧米だけでなく,アジアの近隣諸国でも認可され,世界的に標準的な治療法の一つとなっています.しかし,まだ日本では認可されていません.近々,認可されるようですが,日本におけるdevice lagの問題は大きいと思います.
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