Japanese
English
誌上シンポジウム 四肢のしびれ感
整形外科とリエゾン精神医学
Orthopaedic Surgery and Liaison Psychiatry
増子 博文
1
Hirobumi Mashiko
1
1福島県立医科大学医学部神経精神医学講座
1Department of Neuropsychiatry, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
リエゾン精神医学
,
liaison psychiatry
,
身体表現性障害
,
somatoform disorder
,
心因性
,
psychogenic
Keyword:
リエゾン精神医学
,
liaison psychiatry
,
身体表現性障害
,
somatoform disorder
,
心因性
,
psychogenic
pp.715-718
発行日 2010年8月25日
Published Date 2010/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101778
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四肢のしびれ感と関連して,心因性の慢性疼痛(身体表現性障害)について精神科医の立場から述べた.心因性の慢性疼痛は頻度が多いこと,自覚的苦痛が強いこと,職業や社会生活が著しく障害されること,鎮痛薬の使用が症状を悪化させること,などが臨床的に重要である.症例として,10年間にわたり8回の手術を受けたが疼痛が改善せず,リエゾン精神医学的治療により回復した自験例を提示した.また,整形外科領域の心因性の慢性疼痛を疑うための質問票(BS-POP)を紹介した.
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