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あとがき
高岸 憲二
pp.872
発行日 2009年8月25日
Published Date 2009/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101579
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今年も自宅の庭では見ごろを迎えたアジサイの花が雨に濡れています.日本には四季の移り変わりもありますが,南北や高低差による差があります.6月28日に沖縄地方が梅雨明けしたとみられ,南国は夏本番目前です.別のニュースでは富士山の山梨県側登山道では6月に積雪があったため,最高2メートルにもなる残雪を山小屋関係者らが雪かきをして7月1日の山開きに備えています.今年の梅雨は雨が少なく,6月として最も高い気温を記録した都市もありましたが,今日のニュースでは梅雨前線の活発化で九州北部は29日夜から30日朝にかけて大雨が降り,高速道路が通行止めになるなど,市民生活に影響が出ています.土砂災害や川の氾濫などが起こらないよう祈っています.
2009年4月,厚生労働省の改訂「臨床研究に関する倫理指針」が施行され,日本においては人の身体・情報・試料を対象とした研究を行うためには,今後,この「臨床研究に関する倫理指針」と「疫学研究に関する倫理指針」をあわせて活用することが求められてきます.北里大学医学教育研究開発センター・医学原論研究部門の齋藤有紀子先生に「臨床研究・論文作成にあたっての倫理的配慮」と題して改訂臨床研究指針のポイントを確認しながら,研究者と研究責任者が臨床研究を倫理的に実施する際の留意点について解説していただきました.読者の皆さんには熟読されることをお勧めします.
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