Japanese
English
誌上シンポジウム 整形外科におけるリスクマネジメント
手の外科のリスクマネジメント
Risk Management for Hand Surgery
高原 政利
1
Masatoshi Takahara
1
1山形大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Yamagata University School of Medicine
キーワード:
hand surgery
,
手の外科
,
risk
,
リスク
,
complication
,
合併症
,
satisfactory
,
満足
Keyword:
hand surgery
,
手の外科
,
risk
,
リスク
,
complication
,
合併症
,
satisfactory
,
満足
pp.893-899
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100158
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手の外科において,診断の遅れ(手根管症候群,尺骨神経麻痺,ばね指,舟状骨骨折,グロムス腫瘍,オカルトガングリオンなど),疼痛への対応不足,手術適応の問題,手術成績あるいは合併症などによって,患者に不満や不幸を招く危険(リスク)がある.X線像に惑わされずに症状・所見を重視した正しい診断,思いやりのある医療,ニーズにあった治療の選択,適切なゴールの設定,神経・血管に対する細心の注意,愛護的処置,必要最小限の良肢位固定,自動運動(肩・肘・前腕・手・手指)の励行,拘縮の予防,早期からの手の使用,および合併症の予防・早期発見・早期対応が重要である.
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