Japanese
English
誌上シンポジウム 整形外科におけるリスクマネジメント
骨関節疾患におけるリスクマネジメント
Risk Management for Bone and Joint Diseases
青田 恵郎
1
,
菊地 臣一
1
,
矢吹 省司
1
,
平岩 幸一
2
Shigeo Aota
1
,
Sin-ichi Kikuchi
1
,
Shoji Yabuki
1
,
Kouichi Hiraiwa
2
1福島県立医科大学医学部整形外科
2福島県立医科大学医学部法医学
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
2Department of Legal Medicine, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
joint disease
,
関節疾患
,
risk management
,
リスクマネジメント
,
narrative based medicine
,
NBM
,
evidenced based medicine
,
EBM
Keyword:
joint disease
,
関節疾患
,
risk management
,
リスクマネジメント
,
narrative based medicine
,
NBM
,
evidenced based medicine
,
EBM
pp.883-891
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100157
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一般的に骨関節疾患は,そのほとんどが慢性の経過をとる疾患のため予後良好である.しかし,いったん重篤な合併症が併発した場合には,医師に要求される法的な責任は大きい.そのため自己決定権を重視したインフォームド・コンセントを徹底することが必要である.特に手術療法では,厳格な説明義務が求められ,個々の患者に対応した治療法の選択枝や選択した治療法の危険性,利害得失,および代替療法についての説明などは必須である.また,患者との信頼関係を築き,EBMに基づいた診療行為,および合併症発生時の早急な対応が不可欠である.
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