Japanese
English
臨床報告・1
気管腕頭動脈瘻4例の手術経験
4 cases of tracheo-innominate artery fistula after tracheostomy
奥村 伸二
1
,
藤岡 宗宏
1
,
大田 豊隆
1
,
中筋 徹也
2
,
緒方 洋
2
Shinji OKUMURA
1
1耳原総合病院胸部心臓血管外科
2耳原総合病院内科
キーワード:
気管腕頭動脈瘻
,
腕頭動脈結紮術
,
気管支鏡
,
気管切開
,
合併症
Keyword:
気管腕頭動脈瘻
,
腕頭動脈結紮術
,
気管支鏡
,
気管切開
,
合併症
pp.671-675
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905226
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はじめに
気管腕頭動脈瘻は気管切開の重篤な合併症である.その発生頻度は,諸家の報告によれば,気管切開の0.2〜4.0%1-3)に起こるとされ,決してまれではなく,しかも致死的な病態である.救命のためには外科的処置が必要であるが,術後の縦隔炎,再出血,脳循環の維持などの解決すべき問題がある.
われわれは4例の気管腕頭動脈瘻を経験し,その成績を検討したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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