Japanese
English
臨床報告・1
腹膜・肝転移巣で成熟化(retroconversion)をきたしたと思われる卵巣奇形腫の1例
A case of retroconversion in metastasis of the peritonium and the liver from ovarian teratoma
増子 洋
1
,
新井 英樹
1
,
坂本 隆
1
,
藤巻 雅夫
1
,
伏木 弘
2
,
泉 陸一
2
Yo MASUKO
1
1富山医科薬科大学第2外科
2富山医科薬科大学産婦人科
キーワード:
成熟化
,
奇形腫
,
卵巣
,
腹膜
,
肝
Keyword:
成熟化
,
奇形腫
,
卵巣
,
腹膜
,
肝
pp.665-670
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905225
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はじめに
イレウスは外科医にとって日頃よく遭遇する疾患の1つであるが,その原因が成熟化(retrocon-version)をきたした卵巣奇形腫(ovarian tera-toma)の腹膜播種であることは,きわめてまれである.また,経過中に卵巣奇形腫の肝転移をきたし,その後7年間に及び変化なく経過し,おそらく肝転移巣でもretroconversionをきたしたと考えられる症例を経験したので報告する.
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