Japanese
English
特集 早期胃癌の内視鏡的根治切除
4点固定法による内視鏡的胃粘膜切除術
Endoscopic mucosal resection by four-point fixation method for early gastric cancer
稲土 修嗣
1
,
矢田 豊
1
,
宮際 幹
1
,
五十嵐 雅秀
2
,
宮元 芽久美
2
,
圓谷 朗雄
2
,
若林 泰文
2
,
田中 三千雄
2
Shuji INATSUCHI
1
1富山赤十字病院消化器内科
2富山医科薬科大学第3内科
キーワード:
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的治療
,
ストリップ・バイオプシー
,
4点固定法
,
胃早期癌
Keyword:
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的治療
,
ストリップ・バイオプシー
,
4点固定法
,
胃早期癌
pp.13-18
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905129
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ストリップ・バイオプシーを早期胃癌の内視鏡的根治療法として普及させるには,病変の完全切除率が必ずしも高くないことと,切除標本の口側,肛門側の決定が困難なことが,今日も未解決の問題としてある.
これらの問題解決を目的にストリップ・バイオプシーの方法を改良し,新たに開発した4点固定法(four-point fixation method)を紹介した.胃のm癌あるいは腺腫を有した臨床例を対象に本法の有用性を検討した結果,従来のストリップ・バイオプシーの方法にくらべて完全切除率は有意に高く,かつ切除標本の口側・肛門側のより正確な判定が可能となり,優れた改良法と考えられた.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.