特集 消化器癌切除材料取扱いマニュアル
胃癌切除材料の取扱い(2)
中島 聰総
1
,
石原 省
1
,
太田 恵一朗
1
,
山田 博文
1
,
西 満正
1
,
柳沢 昭夫
2
,
加藤 洋
2
1癌研究会附属病院外科
2癌研究会附属病院病理
pp.38-42
発行日 1993年1月20日
Published Date 1993/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905103
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はじめに
手術切除材料の取扱いに際して重要なのは,臨床所見と組織所見が精密に対応するように心がけること,院内で標本整理の手順,記載をできる限り統一し,個人差をなくすとともに常に正確に過去の症例と所見が比較対比できるようにすることである,胃癌切除材料の取扱いは,胃癌取扱い規約改訂第11版第2部“胃癌の組織学的分類”の頁に詳しく定められている1)が,これはガイドラインであって強制的なものではない.
ここでは,われわれが1940年代から続けている術中・術後の切除材料の取扱い方,写真撮影,手術記載,病理学的検索方法など2,3)をこの流れに沿って紹介したい.
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