Japanese
English
臨床報告・1
後腹膜膿瘍を形成した輸入脚閉塞症の1例
A case of afferent loop obstruction with retroperitoneal abscess
島本 強
1
,
鬼束 惇義
1
,
片桐 義文
1
,
味元 宏道
1
,
岩田 尚
2
,
阪本 研一
2
Tsuyoshi SHIMAMOTO
1
1岐阜赤十字病院外科
2岐阜大学医学部第1外科
キーワード:
輸入脚症候群
,
輸入脚閉塞症
Keyword:
輸入脚症候群
,
輸入脚閉塞症
pp.1721-1723
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905092
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はじめに
胃切除術後の合併症の1つに稀ではあるが急性輸入脚閉塞症がある.十二指腸断端を閉鎖する術式でみられ,急激な腹痛,高アミラーゼ血症が特徴とされている1).実際の診断は困難で外科的処置が遅れると輸入脚壊死を引き起こし,重篤な経過をとる.今回,筆者らは後腹膜膿瘍を形成した輸入脚症候群の1例を経験したので,文献的考察を含めて報告する.
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