Japanese
English
臨床報告・1
胃消化性潰瘍穿孔を併存した胃内腔に穿破した壁外発育GISTの1例
A case of extramural gastrointestinal stromal tumor growing with peptic ulcer perforation
高島 健
1
,
川本 雅樹
1
,
菊池 仁
1
,
平田 公一
1
,
笠井 潔
2
,
奥 雅志
3
Takeshi TAKASHIMA
1
1札幌医科大学第1外科
2札幌医科大学病理部
3北海道立江差病院外科
キーワード:
胃非上皮性腫瘍
,
消化管間質腫瘍
Keyword:
胃非上皮性腫瘍
,
消化管間質腫瘍
pp.1003-1005
発行日 2002年7月20日
Published Date 2002/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904933
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胃stromal cell tumorは,1953年に病理学者Stout1)が報告したことに始まり,以来これらの腫瘍は平滑筋腫/筋肉腫あるいは神経鞘師に分類されてきたが,近年の免疫組織学的検索法の発達により,gastrointestinal stromal tumor(以下,GISTと略)という新しい疾患概念として総括されるようになってきた2,3).
今回,筆者らは胃消化性潰瘍穿孔を併存した胃内腔に穿破した壁外発育GISTの1例を経験したので報告する.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.