Japanese
English
特集 肝切除術のコツ
術前
肝内胆管の名称のつけ方と術前同定方法
Preoperative identification of the intrahepatic bile ducts
上坂 克彦
1
,
神谷 順一
1
,
梛野 正人
1
,
新井 利幸
1
,
湯浅 典博
1
,
小田 高司
1
,
二村 雄次
1
Katsuhiko UESAKA
1
1名古屋大学大学院器官調節外科
キーワード:
肝内胆管枝
,
尾状葉胆管枝
,
胆管造影
Keyword:
肝内胆管枝
,
尾状葉胆管枝
,
胆管造影
pp.589-594
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904847
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肝内胆管枝を術前に正確に同定しておくことは,肝門部胆管癌などの手術において極めて大切である.そのためには,直接胆道造影像を多方向から撮影しておくことが必要である.まずすべての区域胆管枝が造影されているかを確認する.左葉胆管枝の同定には正面像に加えて第1斜位または第1斜位・頭前斜位像が,右葉胆管枝の同定には右下側面像が,また尾状葉胆管枝の同定には第1斜位・頭前斜位像が有用である.肝内胆管枝の走向には変異が多いが,臨床上よくみる変異は知っておくと便利である.
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