Japanese
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特集 乳癌:初回治療の標準化
わが国の放射線治療併用の乳房温存療法
The guideline and results of breast conserving treatment using radiotherapy for Japanese women with breast cancer at an early stage
大住 省三
1
Shozo OHSUMI
1
1国立病院四国がんセンター外科
キーワード:
乳癌
,
乳房温存療法
,
予後
Keyword:
乳癌
,
乳房温存療法
,
予後
pp.289-295
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904794
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早期乳癌に対する乳房温存療法は日本でも標準的治療法の一つとして定着してきた.しかし,その際の治療内容は決して均一なものではなく,その標準化をめざして,日本乳癌学会学術委員会から乳房温存療法ガイドラインが出された.その中で,乳房温存療法とは放射線照射を併用するものをよぶことが明示された.その内容に従った放射線併用の乳房温存療法の治療結果としての5年での乳房内再発率は,国立病院四国がんセンターの場合で3%,厚生労働省がん研究助成金坂元班の参加施設での調査では3.7%と,欧米のデータと比較しても良好なものであった.乳房温存療法を行う場合,上記のガイドラインに従って照射を併用して行うことが望まれる.
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