Japanese
English
特集 最先端の外科医療
消化器癌に対するナビゲーションサージェリー
Navigation surgery for gastrointestinal carcinoma
平塚 正弘
1
,
宮代 勲
1
,
石川 治
1
,
古河 洋
1
,
横山 茂和
1
,
山田 晃正
1
,
村田 幸平
1
,
土岐 祐一郎
1
,
大東 弘明
1
,
亀山 雅男
1
,
佐々木 洋
1
,
竹中 明美
2
,
石黒 信吾
3
,
今岡 真義
1
Masahiro HIRATSUKA
1
1大阪府立成人病センター外科
2大阪府立成人病センター細胞診断科
3大阪府立成人病センター病理検査科
キーワード:
sentinel node
,
胃癌
,
局所切除
Keyword:
sentinel node
,
胃癌
,
局所切除
pp.47-52
発行日 2002年1月20日
Published Date 2002/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904748
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消化器癌に対するナビゲーションサージェリーの目的は,最小の切除で癌病巣を完全に摘出することである.3次元画像による術中ナビゲーションは肝臓などの実質臓器の手術に試みられている.一方,消化管癌ではリンパ節郭清のナビゲーションサージェリーとして,sentinel node理論の適用が検討されつつある.筆者らは,胃癌に対して色素法を用いてsentinel node biopsyの診断能を検討した結果,T1胃癌では同定率,転移検出感度ともに100%であった.リンパ節転移の無いことを直接的に診断することが可能となり,この結果に基づいて施設倫理委員会の承認を得,小開腹下での局所切除への適用を開始した.腹腔鏡下手術に応用するには克服しなければならない問題が山積している.
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