Japanese
English
臨床報告・1
脾嚢胞を伴う遊走脾の1例
A case of wandering spleen with splenic cyst
吉光 裕
1
,
安田 雅美
1
,
石井 要
1
,
経田 淳
1
,
森 和弘
1
,
竹山 茂
1
Yutaka YOSHIMITSU
1
1黒部市民病院外科
キーワード:
遊走脾
,
脾嚢胞
Keyword:
遊走脾
,
脾嚢胞
pp.1565-1568
発行日 2001年11月20日
Published Date 2001/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904715
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はじめに
遊走脾はまれな疾患であり,その原因として脾の固定靱帯の形成不全や欠損などの先天的因子と妊娠,外傷による靱帯の脆弱化,腹壁筋力の低下,脾腫による重力作用などの後天的因子が考えられている1,2).今回筆者らは,妊娠,分娩後に発症した脾嚢胞を伴う遊走脾の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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