特集 画像で決める癌手術の切除範囲—典型症例総覧
Ⅳ.結腸癌
早期結腸癌に対する内視鏡的粘膜切除術
横山 正
1,2
,
伊藤 治
3
,
菊池 学
1
,
横山 功
1
,
横山 泰久
1
,
渡辺 聡明
2
,
名川 弘一
2
Tadashi YOKOYAMA
1,2
1横山胃腸科病院
2東京大学医学部腫瘍外科学
3三好町民病院内科
pp.122-126
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904637
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はじめに
癌の治療体系において個々の症例の進展度に応じた治療が求められる一方,経済的観点や患者さんの負担の軽減から必要十分な手術前検査を選択することが重要となってきた.
早期結腸癌の内視鏡的切除の適応決定のための面像検査法として注腸X線,通常内視鏡,色素内視鏡,拡大内視鏡,超音波内視鏡,場合によってはCT,MRIまでも挙げられる.しかし,一般臨床においては通常および色素内視鏡下での適応決定がほとんどであり,本稿でも内視鏡所見を中心に記述する.
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