Japanese
English
特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用
MRCPによる胆膵疾患の診断
MR cholangiopancreatography for diagnosing pancreatobiliary diseases
杉山 政則
1
,
泉里 友文
1
,
正木 忠彦
1
,
森 俊幸
1
,
跡見 裕
1
,
蜂屋 順一
2
Masanori SUGIYAMA
1
1杏林大学医学部第1外科
2杏林大学医学部放射線科
キーワード:
MRCP
,
ERCP
Keyword:
MRCP
,
ERCP
pp.1031-1036
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903692
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MRCP(MR cholangiopancreatography)は膵胆道系を明瞭にかつ非侵襲的に描出できる検査法である.ERCPのように検者に特別な技術を要さない.正常例でもほぼ全例で主膵管,肝外胆管〜肝内胆管二次分枝が描出可能である.MRCPではERCPと異なり,狭窄・閉塞部の遠位側の情報が得られる.Billroth-Ⅱ法やRoux-en-Y吻合などの術後症例でも検査が容易である.膵胆道疾患の診断においてMRCPはERCPにほぼ匹敵する成績が得られている.
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