Japanese
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手術手技
フック型ハーモニック・スカルペル®を用いた頭側から尾側に向けた肝静脈処理による肝右葉切除
Right hepatic lobectomy using a hook-shaped Harmonic Scalpel® from the proximal to the distal portion of the hepatic vein
竹内 仁司
1
,
田中屋 宏爾
1
,
柚木 靖弘
1
,
武田 晃
1
,
安井 義政
1
,
小長 英二
1
Hitoshi TAKEUCHI
1
1国立岩国病院外科
キーワード:
肝右葉切除
,
ハーモニック・スカルペル®
,
肝静脈処理
Keyword:
肝右葉切除
,
ハーモニック・スカルペル®
,
肝静脈処理
pp.545-548
発行日 2001年4月20日
Published Date 2001/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904441
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はじめに
通常,系統的肝切除では肝門部グリソン鞘を遮断後,図1aのごとく肝切離は尾側から頭側,下大静脈流入部に向かって肝静脈本幹を露出しながら行われる.しかし,肝静脈は末梢ほど細い分枝が多く,切離方向の同定が困難である.また,鋭角に分枝を出しているため,分岐部で裂きやすい.こうした解剖学的特徴から図1bのごとく頭側から尾側に向かって肝切離したほうが合理的と考えられる1).そこで代表的な肝右葉切除でその手技を供覧する.
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