Japanese
English
臨床報告・1
胃結腸瘻を有する高度進行胃癌の1切除例
A case of advanced gastric cancer with gastrocolic fistula
秋山 和宏
1
,
梁 英樹
1
,
吉田 一成
1
,
山下 由紀
1
,
中沢 哲
1
Kazuhiro AKIYAMA
1
1至誠会第二病院外科
キーワード:
拡大手術
,
quality of life
,
高度進行胃癌
,
胃結腸瘻
Keyword:
拡大手術
,
quality of life
,
高度進行胃癌
,
胃結腸瘻
pp.271-273
発行日 2001年2月20日
Published Date 2001/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904392
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胃結腸瘻は胃や横行結腸の癌の浸潤,あるいは胃潰瘍穿通などに伴う稀な合併症である1).その多くは胃外発育型胃癌として報告され,これまでに60数例を数えるのみである2〜6).それらは高度の下痢が引き起こされることから,癌の進行度以上に全身状態が不良となり,手術適応を誤らせてしまうことがある.今回筆者らは他医にて手術不能の胃癌の診断を受けた胃結腸瘻合併例に対して手術治療を行い,比較的良好な予後を得ることができたので報告する.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.