Japanese
English
特集 血流と肝画像
超音波ドプラ法による肝腫瘍と血流
Liver Tumor and Doppler Sonography
紺野 啓
1
,
石田 秀明
1
,
佐藤 美知子
1
,
渡邊 純夫
1
Kei KONNO
1
,
Hideaki ISHIDA
1
,
Michiko SATO
1
,
Sumio WATANABE
1
1秋田大学医学部第一内科
1The First Department of Internal Medicine, Akita University School of Medicine
キーワード:
肝腫瘍
,
血流
,
ドプラ
,
超音波
Keyword:
肝腫瘍
,
血流
,
ドプラ
,
超音波
pp.195-201
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900494
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
超音波ドプラ法(カラードプラ法,パルスドプラ法)による肝腫瘍の診断について概説した.カラードプラ法,パルスドプラ法にはそれぞれ特徴があり,各々の特性を踏まえて併用することが診断精度を向上させる.各肝腫瘍には血管構築および血行動態にそれぞれ特徴があり,超音波ドプラ法でこれらの詳細を描出し,評価することが診断上重要である.現在,カラードプラ法による肝腫瘍の診断は主として血流の多寡によりなされ,また,パルスドプラ法による血流波形の評価も未確立であるが,今後はコントラスト法による腫瘍内外の造影パターンの解析を加えることにより診断精度のさらなる向上が期待される.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.