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特集 胃癌術後のフォローアップ:再発と二次癌対策
二次癌のリスクを示すと考えられる遺伝子変化
Candidate genetic alterations predicting secondary cancer
横崎 宏
1
,
田原 榮一
1,2
Hiroshi YOKOZAKI
1
1広島大学医学部第一病理
2(財)広島がんセミナー
キーワード:
二次癌
,
遺伝子
,
マイクロサテライト不安定性
Keyword:
二次癌
,
遺伝子
,
マイクロサテライト不安定性
pp.1415-1420
発行日 2000年11月20日
Published Date 2000/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904295
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胃癌切除後の二次癌発生のリスクを示すと考えられる遺伝子変化について,胃癌を含めた多発(多重)癌を形成する家族性腫瘍とその原因遺伝子を概説した.さらに,遺伝的背景のない散発型胃癌のなかでも,ミスマッチ修復系遺伝子のうち,hMLH1のエピジェネティックな不活化によると考えられるマイクロサテライト不安定性高齢者分化型胃癌が多発傾向を有することを示し,生検・手術検体に対するマイクロサテライト解析の意義を述べた.
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