特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅲ.大腸癌治療のプロトコール
愛知県がんセンター・消化器外科部
加藤 知行
1
,
平井 孝
1
,
安井 健三
1
Tomoyuki KATO
1
1愛知県がんセンター消化器外科部
pp.99-106
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904257
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はじめに
大腸癌の治療は1970年代には内視鏡手術と拡大郭清,80年代には機能温存手術と再発癌に対する積極的再切除,そして90年代には腹腔鏡手術に代表される縮小手術が採り入れられて年々進歩し,変化している.その中にはstandardとして確立したものと未だ結果がわからないもの,そして試験的に導入しているものとがある.本稿では現在筆者らが大腸癌手術について行っているプロトコールを示す.患者管理については一般的な事項は省略し,大腸癌治療に関係する事項について重点的に解説する.
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