グラフ
西日本におけるがん征圧の“とりで”—愛知県がんセンター
pp.69-73
発行日 1968年4月1日
Published Date 1968/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913950
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愛知県がんセンター,3年の歳月と約23億という巨費を投じ,昭和39年10月落成,同年12月1日開業した。がんの早期発見,早期診断に必要な特殊設備と高度な技術を併せ備えた同センターは,さらに一歩進めたがん予防への基礎的研究をおこなううえの施設も兼ね備え,東海地区は無論のこと隣接する近畿,あるいは中国,遠くは九州の果てからも門をたたく患者があるという。2万4千平方メートル,地下1階,地上7階のセンターは病院と研究所の2つから成り,416名(うち看護婦115名)の職員が働いている。院内には特別病床32,一般病床269,術後回復病床24,ラジウム病床8,全部で333床のベッドを備えている。看護婦宿舎は4階建で,1人部屋32室,2人部屋44室を備え,娯楽,教養施設も完備している。
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