特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅲ.大腸癌治療のプロトコール
兵庫医科大学・第2外科
柳 秀憲
1
,
楠 正人
1
,
山村 武平
1
Hidenori YANAGI
1
1兵庫医科大学第2外科
pp.91-98
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904256
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術前診療のプロトコール
筆者らの施設における大腸癌治療は外科的手術に化学療法あるいは放射線療法を組み合わせた集学的治療を基本方針としている.術前のマネージメントで手術までに補助療法で変えることのできるファクターがあるかどうかを診断し,手術あるいはneo-adjuvant therapyのいずれを先行させるかを速やかに決定・準備・実行する必要がある.Neo-adjuvant thrapyの効果や患者自身のリスクによって手術方法を変更することがあるからである.
また,筆者らの施設ではクリティカルパスを導入して,入・退院管理および手術周期の管理を行い,リスクマネージメントに対処している.
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