特集 ベッドサイド基本手技とコツ
血液浄化法
中島 一朗
1
,
赤松 眞
1
Ichiro NAKAJIMA
1
1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科
pp.1307-1310
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904233
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はじめに
今日の血液浄化療法は末期腎不全患者に対する血液透析のみならず肝不全,敗血症,高脂血症,自己免疫疾患などを対象とした血液濾過や吸着,さらには血漿交換などさまざまな疾患に対する治療法として確立されつつある1).そのなかでもベッドサイドで行う血液浄化療法は肝不全,心不全,呼吸不全などの重篤な病態を対象とすることが多く,全身状態への配慮が必要となる.本稿ではベッドサイドにおいて血液浄化療法を行う際の基本的手技や注意点,および合併症などを中心に述べる.
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