特集 ベッドサイド基本手技とコツ
経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)
中川 国利
1
,
鈴木 幸正
1
,
豊島 隆
1
,
桃野 哲
1
Kunitoshi NAKAGAWA
1
1仙台赤十字病院外科
pp.1301-1305
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904232
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
脳血管障害などによる嚥下機能障害者の増加に伴い,中心静脈栄養と比較して管理が容易で生理的な経腸栄養が急速に普及しつつある1,2).経腸栄養の方法としては本邦では主に経鼻チューブを介して栄養剤を投与することが多いが,嚥下性肺炎や精神的ストレスが生じやすいなどの問題点が指摘されている3,4).そこで欧米では主に経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastro-stomy:PEG)が施行されており,我が国でも在宅医療に関心がもたれるに従い,PEGが普及しつつある.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.