Japanese
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特集 食道癌診療のトピックス
食道癌の超音波内視鏡診断
Endoscopic ultrasonography in esophageal cancer
村田 洋子
1
,
鈴木 茂
1
,
太田 正穂
1
,
井手 博子
1
Yoko MURATA
1
1東京女子医科大学消化器病センター
キーワード:
食道癌
,
進行度診断
,
超音波内視鏡
Keyword:
食道癌
,
進行度診断
,
超音波内視鏡
pp.1273-1278
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902858
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近年,種々の機種の改良により,従来の問題点であった狭窄例でも腫瘍全体の観察が可能となった.また内視鏡直視下でスキャンが行える高周波の細径プローブの開発により,粘膜筋板の描出が可能となり,粘膜筋板以内か筋板を超えて浸潤する癌かの鑑別が94%診断可能であった.さらに超音波下穿刺細胞診が行えるようになり,リンパ節転移診断の正診率が向上したとの報告もみられる.他方,3次元画像表示の機種の開発に従い,立体的画像構築,体積の測定など種々の新しい分野の報告もなされている.今回,超音波を用いた食道癌進行度診断について,最近の進歩を自験例および文献的考察を含め報告する.
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