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特集 イレウス診療のupdate
イレウスノート
経肛門的減圧術
Transanal decompression to ileus in left colon with cancer
炭山 嘉伸
1
,
斉田 芳久
1
,
長尾 二郎
1
Yoshinobu SUMIYAMA
1
1東邦大学医学部外科学第3講座
キーワード:
大腸癌イレウス
,
経肛門的減圧
,
ステント
Keyword:
大腸癌イレウス
,
経肛門的減圧
,
ステント
pp.209-212
発行日 2000年2月20日
Published Date 2000/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904030
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経口的減圧術では効果がないとされる左側大腸癌イレウスに対しては従来二期的手術が選択されることが多かった.しかし最近では内視鏡技術やIVR機器の進歩とともに経肛門的減圧手技が登場し,普及してきている.本稿では経肛門的なアプローチである金属ステント挿入術(SECC)と経肛門的減圧チューブ挿入術の手技の実際と成績を紹介した.どちらも良好な挿入成功率(60〜100%)と良好な解除率(80〜100%)を可能にしており,今後患者のQOLの向上のためにより一層の普及が望まれる.
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