Japanese
English
臨床経験
左側大腸閉塞に対する経肛門的腸管減圧術の検討
Transanal method to decompress left side colonic obstruction
岩川 和秀
1
,
梶原 伸介
1
,
高井 昭洋
1
,
角岡 信男
1
,
今井 良典
1
,
篠原 洋伸
2
Kazuhide IWAKAWA
1
1市立宇和島病院外科
2篠原医院
キーワード:
左側大腸閉塞
,
経肛門的腸管減圧術
,
内視鏡的減圧
Keyword:
左側大腸閉塞
,
経肛門的腸管減圧術
,
内視鏡的減圧
pp.1225-1229
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903729
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緒言
左側大腸閉塞は経鼻用イレウスチューブによる減圧では改善が得られず,緊急に一時的人工肛門が造設されたり,口側病変の検索や術前腸管処置が不十分であるために術後合併症の危険性が高くなり根治度の高い手術を施行するのが困難なことが少なくない.今回われわれは9例の左側大腸閉塞に対して内視鏡的に経肛門的イレウスチューブを挿入し,全例に減圧でき,手術適応5例において一期的切除・吻合が可能となったので本治療法の有用性について報告する.
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