Japanese
English
臨床報告・1
高CEA血症を呈した虫垂粘液嚢胞腺癌の1例
An appendicular mucinous cystoadenocarcinoma with elevated serum carcinoembryonic antigen (CEA)
亀井 英樹
1
,
小野 崇典
1
,
廣松 伸一
1
,
福島 駿
1
,
荒川 正博
2
,
白水 和雄
3
Hideki KAMEI
1
1大牟田市立総合病院外科
2大牟田市立総合病院病理
3久留米大学医学部外科
キーワード:
虫垂粘液嚢胞腺癌
,
血清CEA
Keyword:
虫垂粘液嚢胞腺癌
,
血清CEA
pp.1501-1504
発行日 1999年11月20日
Published Date 1999/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903968
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はじめに
虫垂粘液嚢胞腺癌の術前診断は困難であり,症状発現も遅く進行症例の報告も多い.そのため粘液産生の亢進による嚢腫の破裂・穿孔から腹膜偽粘液腫を形成しやすいことが特徴の一つとされる1).今回われわれは,腹膜偽粘液腫を合併せず上行結腸・回腸へ浸潤し,高CEA血症を呈した虫垂粘液嚢胞腺癌の1例を経験したので報告する.
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