特集 薬物療法マニュアル
Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法
6.血液疾患
顆粒球減少症
北原 光夫
1
Mitsuo KITAHARA
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.496-497
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903930
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基本的な事項
顆粒球減少症は白血球中の好中球の減少を意味しており,好酸球・好塩基球はこの中に含まない.
したがって,顆粒球減少(以下,neutropenia)の存在は白血球数×好中球(%)によって表せる.好中球の正常値は1,500〜7,000/mm3までとされており,neutropeniaは1,500/mm3以下になった状態をいう.
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