特集 薬物療法マニュアル
Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法
4.消化器疾患
便秘
小野 成夫
1
Shigeo ONO
1
1東京歯科大学市川総合病院外科
pp.459-461
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903918
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定義
種々の原因により排便機序に障害が起こり,糞便の結腸内通過あるいは直腸からの排出が遅れ,3日以上排便のない状態をいう.具体的には1回の排便量が35g以下に減少し,便中の水分量が少なく,排便時に努力と苦痛を要し,不快感,腹部膨満感,腹痛などがあって,日常生活に支障が出るなどの症候群を便秘と定義している.
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