特集 薬物療法マニュアル
Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法
2.循環器疾患
心不全
三崎 拓郎
1
Takuro MISAKI
1
1富山医科薬科大学第1外科
pp.417-418
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903904
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はじめに
医学が進歩するに伴い,臨床の場において外科医が循環管理を必要とする心不全の患者に出会う機会が多くなってきている.これらの心不全症は安静,Naと水分の摂取制限で十分なものから,薬物療法で軽快するもの,さらには補助循環,左室容積縮小手術(Batisra手術),骨格筋ポンプ,心臓移植を必要とする末期的なものまで様々なものが含まれている.これらの心不全に対する治療内容も時代とともに変遷している.本項では現在使用されている代表的な心不全の薬物療法について述べる.
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