Japanese
English
特集 在宅栄養療法の標準管理
在宅栄養療法の適応と選択
Clinical decision for home parenteral and enteral nutrition
佐藤 信昭
1
,
小山 諭
2
,
須田 武保
2
,
酒井 靖夫
2
,
畠山 勝義
2
Nobuaki SATO
1
1新潟大学医学部附属病院手術部
2新潟大学医学部第1外科
キーワード:
在宅栄養療法
,
在宅経腸栄養
,
在宅中心静脈栄養
Keyword:
在宅栄養療法
,
在宅経腸栄養
,
在宅中心静脈栄養
pp.1121-1124
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903709
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
在宅栄養療法の適応は,原疾患の如何にかかわらず栄養障害という病態を有する患者であり,原疾患の病態が安定していることが前提となる.選択すべき項目としては,まず経静脈的あるいは経腸的な栄養管理法である.在宅静脈栄養法の適応は中心静脈栄養以外に栄養の維持が困難な患者であり,腸管大量切除,化学療法施行中の一部の悪性腫瘍患者,クローン病などの炎症性腸疾患,慢性特発性仮性腸閉塞症などの腸管運動障害,放射線腸炎,消化吸収不全症候群,難治性下痢症などが対象となる.経腸栄養では投与ルート(経鼻経管VS胃・腸瘻),胃瘻の造設法(外科的VS経皮内視鏡的),経腸栄養剤の種類などの選択が必要である.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.