Japanese
English
特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用
胆膵疾患に対する3次元管腔内超音波検査法(three dimensional intraductal ultrasonography:3D-IDUS)の応用
Clinical evaluation of three dimensional intraductal ultrasonography (3D-IDUS) for pancreatico-biliary lesions
田中 聖人
1
,
中島 正継
1
,
安田 健治郎
1
,
趙 栄済
1
,
早雲 孝信
1
,
望月 直美
1
,
宇野 耕治
1
,
塚田 圭子
1
,
上田 モオセ
1
,
宮田 正年
1
,
長谷川 和範
1
,
上野山 義人
1
,
酒田 宗博
1
,
河端 秀明
1
Kiyohito TANAKA
1
1京都第二赤十字病院消化器科
キーワード:
IDUS
,
3D-IDUS
,
胆膵疾患(pancreatico-biliary lesions)
Keyword:
IDUS
,
3D-IDUS
,
胆膵疾患(pancreatico-biliary lesions)
pp.1037-1047
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903693
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オリンパス光学社製の新しいシステムを用いて,胆膵疾患に対する3次元管腔内超音波検査法(3D-IDUS)の有用性を検討した.本システムは画像処理ユニット,超音波観測装置,3次元超音波プローブ駆動ユニット,3次元超音波プローブなどの機器で構成されており,胆膵管内に挿入した専用のプラスチックシース内をラジアル走査式超音波プローブが駆動ユニットによって機械的かつ連続的に進退することで行い,ラジアル画像とリニア画像の同時表示が可能になっている.施行方法はいずれも経口経乳頭的アプローチで行ったが,何らの合併症もなく安全に実施でき,良好な超音波画像が得られた.本システムの画像は3D-IDUSによる立体表示であるために,従来の超音波像に比べて胆膵領域の解剖学的把握が容易になり,胆膵疾患に対する新たな診断法としての発展が期待きれる.
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