私の工夫—手術・処置・手順
硬膜外麻酔用インフュージョンポンプを用いた四肢動脈閉塞患者に対するProstaglandin E1動注療法の工夫
谷保 直仁
1
,
秋山 一也
1
,
高沢 有史
1
,
佐藤 宏明
1
Naohito TANIYASU
1
1いわき市立総合磐城共立病院心臓血管外科
pp.920-921
発行日 1999年7月20日
Published Date 1999/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903670
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はじめに
四肢末梢の潰瘍・疼痛・冷感などを訴える動脈閉塞による指趾虚血患者に対し,ProstaglandinE1製剤動注療法の効果は確立されたものとなっている1).しかし,動脈内投与については手技上の煩雑さ,投与中患者の行動制限,高齢者の合併症予防など,投与方法の限界が存在する.そこで今回われわれは,患側の動脈中枢側に動脈圧測定用のカテーテル・硬膜外麻酔用ポンプを使用し,持続動注療法を試み良好な結果を得たので報告する.
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