病院めぐり
長井市立病院外科
庄司 勝
pp.491
発行日 1999年4月20日
Published Date 1999/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903579
- 有料閲覧
- 文献概要
西に朝日,南に吾妻,飯豊の山々を臨む山形県南部,置賜盆地の北に長井市はあります.山形県を縦断する最上川は吾妻に源を発し,長井市内で飯豊から白川,朝日から野川が合流します.冬には雪がたくさん降りますが,春には山菜が採れ,花が咲きます.夏にはホタルが舞い,山にはクマもいます.
当院は昭和14年に長井公立病院としてスタートし,長井西置賜地域の基幹病院として発展してきました.現在,病床数483床,17診療科を有しますが,医師33名,職員353名と慢性的な労働力不足に悩まされつつも,職員一丸となって赤字と戦っています.当院は地域の基幹病院であると同時に,僻地中核病院として指定されており,山間地を訪ねる僻地巡回診療には当科も参加しています.健康講話,血圧測定などの後,素朴な山菜・きのこ料理をいただき,じっちゃ,ばっちゃとお茶を飲むのどかさは当院ならではのものです.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.