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特集 Surgical deviceの有効,安全な使い方
マイクロ波手術器の有効,安全な使い方
Microwave surgery
田伏 克惇
1
Katsuyoshi TABUSE
1
1国立大阪南病院外科
キーワード:
マイクロウェーブ
,
マイクロ波組織凝固装置
,
マイクロ波メス
Keyword:
マイクロウェーブ
,
マイクロ波組織凝固装置
,
マイクロ波メス
pp.453-463
発行日 1999年4月20日
Published Date 1999/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903573
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マイクロ波手術器はTABUSEとZENITANIによりわが国で開発されたもので,その商標名マイクロターゼ®(MICROTAZE®)の由来となっている.マイクロ波のエネルギーの集束法をモノポーラ型アンテナとし,組織内で照射することできわめて限局した効率のよい熱エネルギーを組織自ら発生させ,手術器として用いることができるように開発された.またパラボラアンテナやバイポーラアンテナと違って,その発振は非常にシンプルなため同軸ケーブルの太さ,軟性,硬性,彎曲の程度を自由に変え,またアンテナの形状,長さを変えることで様々な手術に応用できるものである.組織温度100℃以下で凝固,止血できるその効果は実質臓器に応用され,固形癌の凝固治療に発展し,外科,内科,泌尿器科のみならず眼科,脳外科,心血管外科へと発展しつつある.
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