病院めぐり
白河厚生総合病院外科
土井 孝志
pp.353
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903553
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白河厚生総合病院は,昭和19年10月福島県農業会白河厚生病院として創立され,その後昭和23年福島県厚生連設立とともに移管され病床数510床の総合病院として今日に至っております.その昔奥州街道の関所があった白河市は,福島県南地方の中心であると同時に栃木県と境を接することから,診療圏は福島県南地方の他に那須町・黒磯市など栃木県北の一部に及んでいます.開院以来市の中心街で何度かの増改築を経て今日に至っている現状では,敷地が手狭になってきたうえに施設の老朽化は明白であり,新病院建設へ向けプロジェクトチームが組まれています.
外科は東北大学第1外科の関連施設であり,7代目科長の小林信之副院長の下,黒田房邦医長(検査科長を兼務),土井孝志医長の3名のオーベンの他,卒後1年目から4年目までの4名のネーベン(東北大3名,神戸大1外1名)で構成されています.外科病床は51床で,平成9年度の入院手術症例は457例で,主な疾患としては食道癌4例,胃癌44例,大腸癌48例,肝胆膵良性疾患47例,肝胆膵悪性疾患13例,乳腺疾患20例,虫垂炎101例,ヘルニア75例,肛門疾患22例,呼吸器疾患5例で,その他腹部外傷など地域の第一線の医療機関として幅広い疾患に対応しております.
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