Japanese
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特集 肛門疾患診断・治療のノウハウ
裂肛の治療—病期と病型に応じた治療法
Treatment for anal fissure:therapeutic method according to the pathological stage and pathological type
友近 浩
1
Hiroshi TOMOCHIKA
1
1特定医療法人(社団)松愛会松田病院
キーワード:
裂肛切除術
,
側方皮下内括約筋切開術
,
皮膚弁移動術
Keyword:
裂肛切除術
,
側方皮下内括約筋切開術
,
皮膚弁移動術
pp.1011-1013
発行日 1998年8月20日
Published Date 1998/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903251
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裂肛の病態は比較的単純で,ごくありふれた疾患であるため,一般医家に軽視されがちで,手術適応であるにもかかわらず放置されたり,漫然と保存治療を続けられているケースが意外に多い.現在,裂肛の手術療法の主流は皮膚弁移動術(SSG法)から側方皮下内括約筋切開術(LSIS)へと移行しつつあるが,実際の診療に際しては裂肛の病期・病型に応じて治療法を選択し,適宜組み合わせていくべきである1).また本疾患は肛門疾患の中でも,とりわけday surgeryないしshort stay surgeryとして取り扱うべき疾患であり,その点をも考慮した術式・麻酔法の選択が望ましい.
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