病院めぐり
済生会江津総合病院外科
村上 雅一
pp.72
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903081
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済生会江津総合病院は,島根県西部,石見地方にある江津市の小高い丘の上に位置し,近くには江の川の河口が開け,また,病院からは毎日のように表情を変える日本海が見渡せます.当院は昭和30年4月に49床で開設され,その後計4回の増改築がなされ,現在では11診療科,許可病床数314床(一般300床,結核14床)の,この地域の基幹病院として発展しています.現在当院は建物が老朽化し,またこれ以上増改築を行うスペースもないことから,病院の移転,新築を検討中でありますが,実現にはもうしばらく時間がかかりそうです.診療圏は江津市,浜田市,大田市,邑智郡,仁摩郡,那賀郡などの広範囲にわたります.島根県は全国一の高齢者県であり,とくに石見地方では65歳以上の高齢者が約25%を占め,過疎も進行しています.必然的に患者の平均年齢も高く,老人医療に関する昨今の改革は,当院にとっては大問題となっています.
当院外科は,現在岸本宏之院長以下,阿部重郎副院長,万木英一外科部長,塩田摂成,星野和義,そして村上の6名となっており,いずれも鳥取大学第1外科の出身であります.他に週1回鳥根医科大学第1外科より,心臓血管外科1名の応援を受けています.また,日本外科学会,日本消化器外科学会の認定医修練施設にもなっています.
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