Japanese
English
臨床報告・1
肝梗塞を合併したnonocclusive mesenterio ischemiaの1例
A case of nonocclusive mesenteric ischemia with liver infarction
大野 毅
1
,
中島 公洋
1
,
藤井 及三
1
,
岡崎 仁
1
,
安田 光宏
1
,
穴井 秀明
1
Tsuyoshi OHNO
1
1国立大分病院外科
キーワード:
腸管壊死
,
非閉塞性腸管梗塞症
,
肝梗塞
,
血管攣縮
Keyword:
腸管壊死
,
非閉塞性腸管梗塞症
,
肝梗塞
,
血管攣縮
pp.1227-1231
発行日 1997年9月20日
Published Date 1997/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902851
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はじめに
非閉塞性腸管梗塞症(nonocclusive mesentericischemia:以下,NOMI)は,主幹動静脈に器質的な閉塞がないにもかかわらず,腸管に虚血あるいは壊死の生じる疾患である1-3),今回われわれは広範囲の肝梗塞を伴ったNOMIを経験した.このような肝梗塞を合併したNOMIは本邦報告6例4-7)のみという非常に稀なものであり,症例を呈示するとともに診断,治療について若干の文献的考察を加えて報告する.
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